あとがき

Posted at 07/04/21

深夜1時を回った2等バスの中
バスドライバーに聞かれた
「日本の歌は持ってるか?」
バスの中ではみんな寝ていた。
遥か遠方で2千万人都市メキシコシティーが
オレンジ色の一つの塊となって光っていた。
僕は日本の歌をそんな持ってなかった。
いつ貰ったCDだろうか?
GNJがオレに作ってくれたCD
「脱糞上等!大輪直樹応援ソング」
これしかないっ!
ドライバーに渡した。
後部座席に座っていたユキさんと俺の元にも
そのサウンドは響いた。
俺たちは語った。
「真夜中の、滅多なことじゃ日本人が乗らないこの路線でこんな歌流してもらえるなんてミラクルだよな!」
前方のドライバー達が日本の歌を聴いて
笑ったり喜んだりしている。
頭の痛くなるなるような曲はどうやら飛ばして聴いている。
ハナレグミのドレミレゲエなんて
みんなノリノリだった。
素敵な深夜の旅だった。

メキシコから日本へ
日本からメキシコへ
どこかで何かは確かに繋がっているんだ

今もあの日もこの日も夢も何も
全ては事実なんだ。

早朝6時、俺たちは再びシティーの街に降り立った。
翌日、バンコク行きを控えて。

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