「ナオキ系ワビサビ」

Posted at 07/04/21

今日いつもと違うカフェに行くと
いきなり云われた。

「ワビサビ!」

意味が分からずかなり切れ気味に「あっー!」
っと云うと

「ボクデスボクデス!」
っと云う。

顔をよくよく見ると
学校の前で話した、日本語を勉強している高校生だった。
「おっー!おまえかー」

かなりビックリだった。
しかし切れられた高校生はもっとビックリしていた。
そりゃそうだ、あんだけ仲良く「ワビサビ」を語り合った仲だ。

学校が終わり隣の公園でコーヒーを飲んでいた。
すると高校生がやって来て云われた。

「日本人ですか?」
「あーそうだよ」
「僕の名前は何とかです」名前は忘れた
「あなたの名前はなんですか?」
「鬼太郎だよ」
「質問してもいいですか?」
「いいよ」
「ワビサビを教えてください」
「あっワビサビ?っ、カルチャーだよカルチャー」
「どんなカルチャーですか?」
「歌舞伎だよ」
「歌舞伎は何ですか?」
「ハポン ア バイラ-ルだよ。ジャパニーズダンスだよ」
「ペーパードアもですか?」
「あっ障子ね!寿司だよスシ!芸者!っ」
「スシ知ってます。」
「ハイスクール?」
「そうです」
「俺も学生だよ」
「クアントアニョス?」
「17歳です」
「あなたは?」
「鬼太郎だよ」

そんな不毛な会話をしばらくしていた。
そして俺はカプチーノを飲みながら考えた。

「ワビサビ」とは何だろう?
いったい誰が「ワビサビ」なんて云う不毛な言葉を
海の向こうに運んだのだろう?

「トヨタ」「ソニー」「ホンダ」
それが俺の文化で
「ワビサビ」は知らない。

「アイワ」のコンポと「ソニー」のコンポどっちが良いか?
そういう奴とは会話が成り立つ。

「ワビサビ」「ゲイシャ」「スシ」
そういう奴とは会話が成立しない。
しかしそういう奴に限って熱心だ。

それはとても良いことだ。

「ゼン」とは何か?そういう質問もされた。
ネパールでは「ヤマグチグミ」っといきなり云われた。

メキシコでは「シコシコ」っと連呼された。
さてさて俺が伝えることの出来る文化とは?

あっ俺は閃いた!

バックからノートを取り出し紙を正方形に切る。
折り紙だ。
そして「ツル」を折りはじめる。
カフェでバイトしてる高校生もどうやら気になるらしい!
出来上がって持っていく。

「これは何ですか?」
「ツルだよ。バードだよバード。」
軒下の「ハト」を指す。
スペイン語でなんやかんやと騒いでる。
嬉しそうだ、フムフム、いい気分だ。
「ナマエナマエ!」
っと連呼する。しょうがねーなサインしてやるか。
「TULU]&「NAOKI」
奴もこれで少し「ワビサビ」を感じただろうか?
「ジャパニーズアートだよ、プレゼントプレゼント」
子供のような笑顔をされるとこっちもたまらない。

そういえばサカテカスの街でもツルを折った。

お相撲さんを折って箱で相撲を取った。
そのときは
「ジャパニーズ ルチャリブレ!」っと説明した。
出会ったメキシコ人や外人には良く
漢字でナマエをあててやった。
そして意味を話すとみんな結構喜んでくれるし。
漢字がアートに映るらしい。
最近はスペイン語の授業に気を取られて
何か大切なことを忘れていたような気がする。

心ある善良な日本人にお願いです。
だれか僕に「折り紙と折り紙の本」「墨セットと筆&半紙」
送ってくださる徳氏はいらっしゃらないでしょうか?
出来たら楷書の本も贈ってくださるとありがたいのですが。
メキシコじゅうに下手な習字と折り紙で
日本の文化「ナオキ系ワビサビ」を輸出しようじゃありませんか!
なんて思ったりした満月のオアハカ。


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